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天高く噴出する火柱、滝のごとく流れ落ちる火の粉。その勇壮な美は、穂の国人の心意気を一瞬のきらめきの中に映し出します。創業文政十年、手筒花火の発祥地に生まれ、伝統を受け継ぐ誇り高き男たちとともに育ってきたヤマサのちくわ。祭礼の酒の傍らにはいつも、ヤマサの姿がありました。 |
手筒花火の製作には実に数週間が費やされます。しかし放揚時間はわずかに数十秒。男たちはその瞬間に勇気と誇りを注ぎ込みます。一度点火されれば、放揚中は無我の境地。心の中を真っ白にして、火の粉の中に立ち尽くす姿、その雄々しさ、逞しさこそ、手筒花火の心意気です。 「放揚中は火の粉の熱さも周囲の歓声も感じない。故郷への誇りが全身を包み、心を満たしてくれる」と、放揚者たち。体験した人にしかわからない悦びが、手筒花火の力の源。放揚後の手筒は家の守りとして門口に飾られます。 そして、2004年夏。手筒花火の心意気を、そして故郷・豊橋への愛着をもっと多くの人に伝えたいと、手筒とともに歩んだ歴史を変わらぬ味に託した「手筒竹輪」が誕生しました。精魂込めた多彩な竹輪を手筒花火の風情を鮮やかに映し出すオリジナルパッケージに詰めた当地ならではの個性ある品。お召し上がり後も、縁起の良いインテリアとして様々に活用いただけます。 手筒花火の発祥地とされる吉田神社の祇園祭。 奉賛会一同、手筒の元祖としての誇りを胸に伝統の技と心意気を守り続けています。 |
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(掲載日:2004年6月)