《ヤマサちくわの歴史》
ヤマサちくわが誕生したのは1827年。
初代佐藤善作が四国の金毘羅参りに行った時、名物として売られていたのがちくわでした。
味もよく珍しく、原料となる魚が豊橋の表浜でも豊富に獲れることから、ちくわづくりのヒントを持ち帰り、帰郷後すぐに製造にとりかかりました。
その後工夫を重ねて独自の味わいを作り上げ、190年以上、昔ながらの伝統の製法を守り今日にいたります。
「昔も今も変わらぬ旨さ」この一言に込められた、一本のちくわへの情熱がここにあります。
《鮮魚へのこだわり》
江戸時代、ヤマサちくわは魚問屋を営んでいました。
その時からの魚問屋としての経験を活かして選び抜いた鮮魚をふんだんに使って練り製品の材料として最高級といわれるエソ、しなやかな弾力を作り出すグチ(イシモチ)をはじめ季節の素材を使い、本物の味を作り上げています。
職人が目利きして選んだ鮮魚が魚市場から届くと、職人総出で運び込み、新鮮なまますり身にする為、鮮魚を素早く包丁で一匹ずつさばいていきます。
さばいてすり身に加工した原料は、臼で練り合わせ、味をととのえます。次に、その粘性を利用して型成をし、加熱します。焼き加減も味を決める重要ポイント。その時々の天候に合わせた調整を始めとして、長年の修練と経験を持つ職人が温度を肌で感じながら、こんがりと香ばしい皮を焼き上げていきます。
《美味しいお召し上がり方》
ヤマサちくわの練り物は、すべて生でお召し上がりいただけます。
もちろんいろいろなお料理にお使いいただいても美味しくお召し上がりいただけますが、まずは生でそのままの味をお楽しみください。
ちくわや蒲鉾は生姜醤油やわさび醤油、わさび漬とも相性が良いので、少しつけるとまた違った美味しさをお楽しみいただけます。