ヤマサ
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■□■□★ちくわ忍伝帖 第九巻 平成十三年一月三十一日★■□■□

寒い日が続いておりますがみなさまのお住まいの土地は雪の具合はいか
がでしょうか。

豊橋は雪のほとんどない土地柄で、近くの名古屋周辺では高速道路が閉
鎖されたりの影響がでていますが、豊橋市内は今年もまだ積雪しており
ません。それでも、風が強いので体感気温は低く、特に鬼祭りの2月上
旬は冷え込む季節なのです。

暑さ寒さも彼岸まで・・・、とよく聞きますが、こちらでは「寒さの峠
は鬼祭り」といった感じでしょうか。この鬼祭り、見て楽しいお祭りか、
参加して楽しいお祭りか、といえば、やはり参加するお祭りだと私は思
います。寒風の中、赤鬼や青鬼が撒くタンキリ飴と白い粉を浴びて今年
の無病息災を祈り、夜はこたつに入って、暖かいおでんでお酒を一杯、
格別です。
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鬼祭り
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毎年2月10日、11日に行われる鬼祭りが今年も開催されます。
鬼祭りは1000年余り前から続いている豊橋の代表的なお祭りで、昭
和55年1月には国の重要無形民族文化財に指定されました。豊橋の三
大祭りの一つといわれています。(2月「鬼祭り」、7月「祇園祭」、
10月「羽田祭り」)

豊橋市八町通りの安久美神戸(あくみかんべ)神明社で毎年行われるの
ですが、このお祭りで一番注目されるのが「赤鬼と天狗のからかい」で
す。由来は高天原の大神様のところへ暴ぶる神(赤鬼)が現われ、蓄え
てある穀物を撒き散らすなどのいたずらをするのでそれを見かねた武神
(天狗)が赤鬼をこらしめようと追い払うという話に基づいているそう
です。

赤鬼は天狗に再三挑戦しますが、大神様のお恵み深い御徳を身に付けた
天狗にはかなわず、やがて戦いに負けます。赤鬼はお詫びのしるしにタ
ンキリ飴の土産を置いていくのですが、このタンキリ飴を食べると厄除
けとなり、夏病みをしないと言われています。

戦いに負けた赤鬼は、神社の外へ出てタンキリ飴と白い粉を撒きながら
町内を駆け回り、見物客は白い粉を浴びて真っ白になりながらタンキリ
飴を拾いあいます。赤鬼の他に、青鬼、子鬼もいて、青鬼は10日に岩
戸舞があります。また、いくつかの町内を駆け回るので、寒い季節にも
かかわらず、鬼役の人も周りの人も汗だく。特に、子鬼さんは、本当に
子供さんの役目らしいので大変です。

当日は神社の回りにはたくさんの屋台が並び、とてもにぎわいます。ま
た、近所の和菓子屋さんでは、「鬼まんじゅう」というお菓子もあって、
鬼まつりの時に食すると格別な趣があります。「鬼まんじゅう」と言っ
ても中にあんこが入っているような一般的なおまんじゅうとは違います。
2〜3cm角に切ったサツマイモに小麦粉のころもを被せて蒸したもの
で、東海地方ではかなり知られたお菓子です(以前からあるお菓子なの
ですが、ローカル放送局でここのところよく取り上げられていました)。
形も不思議で、鬼が島にサツマイモの岩がごろごろころがっている感じ
なのですが、半透明な白い地(薄く黄色にそまっています)の中に、黄
色いサツマイモがちらばっていて、甘すぎず、噛んだときの感触が後を
引きます。簡単な材料でできるので、家庭でも作ることができるヘルシー
なお菓子なんですよ。(彦坂)

※鬼祭りに付いて詳しくは、
豊橋観光コンベンション協会ホームページへ
http://www.honokuni.or.jp/toyohashi/news/
2月10日、11日のスケジュールが記載されています。

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緊急予告!次回はプレゼントキャンペーン
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実は、寒いネタで内輪で盛り上がっていたところ、昨年実施したおでん
セットのキャンペーンを充実した商品でもう一回行おうということにな
りました。

おでんセットは料理するのにお手軽な、というコンセプトもあるのです
が、今回はこたつで一杯、なかまとワイワイといった食卓風景にベスト
マッチ。製造現場にも無理をいって、今回用の詰合せを企画中です。

プレゼントはメールマガジンの読者の方々だけ!
予算もきびしいのでプレゼント商品をドカーンとというわけにはいかな
いかもしれませんが、鬼祭り前後のメルマガに乞うご期待。

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編集後記
彦  坂:鬼祭り、今号じゃなくて次回でもよかったんじゃないですか?
    写真もないからページも作れないし。
佐藤充:いやいや。どうしても鬼祭り前に一度アナウンスしたかったの
    ですよ。見に行くのが面白いし。豊橋には、あまり知られてい
    ない割に、「これ、おもしろいかも・・・」というものが多い
    ですから。
彦  坂:そうなんですよね、鬼祭りも。鬼まんじゅうにいたっては完全
    に地元だけですもんね。でも実は私、子供の頃から鬼まんじゅ
    うは全国どこでもあるものだと思っていたんです。
    どこのお菓子屋さんにもあったし、馴染みあるんだけどなあ。
佐藤充:素朴なお菓子ですから、それでいいのです。
    ところで、彦坂さん。当日は赤鬼に付いてまわる?
    青鬼に付いてまわる?できたら赤鬼にしてほしいなあ。
彦  坂:そ・それは、業務命令ですか・・・
佐藤充:子供たちが子鬼に付いてまわるから、私もそっちにつきます。
    彦坂さんはカメラに粉を掛けられないように用心していって
    くださいよ。若い女性は狙われますから。
    白い粉の集中攻撃ってやつですね。
彦  坂:ずる〜ぃ!

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